ケミカルピーリングは、酸性の薬剤を肌に塗布して塗り、肌の角質層を剥離して肌の再生を促します。
塗布する薬剤によって効果や作用が異なります。クリニックで導入されている代表的なケミカルピーリングには以下があげられます。
サリチル酸ピーリング
サリチル酸ピーリングは、サリチル酸をマクロゴール基剤に溶かした薬剤を使用してピーリングを行います。
角質層のみに作用するため、均一に角質除去が行えます。
肌への刺激が少ないため、施術後に赤みが出たり、肌の皮がポロポロとめくれるといった肌トラブルが起きる副作用がほとんど見られません。
そのため、ダウンタイムの少ない治療をしたい方におすすめです。
主な効果
- ニキビ・ニキビ跡の改善
- 毛穴の詰まりや開きの改善
- しわやたるみの改善
施術間隔目安
- 1カ月に1回の頻度で、4〜6回の治療がおすすめです。
乳酸ピーリング(ラクトピール)
乳酸ピーリングは、保湿効果が高く、皮膚の弾力性の増加やメラニン生成の抑制などの効果が期待されるピーリング剤です。
乳酸は分子が大きく、皮膚の浅い部分で作用します。そのため、刺激が少なく敏感肌の方の治療にも適しています。
シミやくすみ、色素沈着などの色素疾患の改善に効果的で、肌のターンオーバーを正常に整えて新陳代謝を促します。
主な効果
- 肌の弾力性の向上
- シミやくすみ、色素沈着の改善
- ニキビ・ニキビ跡の改善
- 小じわや肌のざらつきの改善
施術間隔目安
- 3〜4週間に1回の頻度で、4〜5回の治療がおすすめです。
ミックスピール(乳酸+グリコール酸+サリチル酸)
ミックスピールは天然乳酸(L-乳酸)を主体に、3つの異なる成分をバランスよく配合したピーリングです。
●乳酸: 保湿効果があり、角質を柔らかくし、肌の弾力性を向上させる。
●グリコール酸: 古い角質を効果的に取り除き、肌の新陳代謝を促進する。シミやくすみの軽減に寄与することが期待される。
●サリチル酸: 毛穴の詰まりを解消し、皮脂の過剰分泌を抑制する。また、炎症性のニキビにも有効。
これらの成分を組み合わせることで、肌のトーンや質感の向上、シミやくすみの軽減、毛穴の改善などが期待されます。
主な効果
- シミやくすみの軽減
- ニキビの改善
- 保湿効果
- 毛穴の開きや黒ずみの改善
施術間隔目安
- 2〜3週間に1回の頻度で、4〜6回の治療がおすすめです。